2008年7月4日金曜日

7月の住宅ローン金利

7月の住宅ローン金利


その1

一般的な例と傾向として、三菱東京UFJ銀行の場合



Ⅰ 変動金利


年利2.875%で、変わらず。

 

変動金利とは、4月1日と10月1日の年2回金利の見直しが行われます。

但し、返済金額は元利金等払いの場合は5年間一定です。

年2回の見直しにより、返済金額に占める、

元金分と金利負担部分の割合が変わります。

そして5年に一度、

過去5年の金利動向、しいては元金の減り具合から、

返済額の見直しを行います。

その場合の返済金額アップの上限は、

過去5年間の返済額の最大1.25倍までとなります。

変動金利の場合は、固定金利への切り替えがいつでも可能です。

(超長期固定金利の選択は不可)

変動金利期間の一部繰上返済の手数料が、

固定金利期間に行うよりもお安くなっています。



Ⅱ 固定金利は<主要>


期間当初  2年ものが年3.50%で、先月に比べて0.15%のアップ

期間当初  3年ものが年3.75%で、先月に比べて0.2%のアップ

期間当初  5年ものが年3.95%で、先月に比べて0.2%のアップ

期間当初 10年ものが年4.25%で、先月に比べて0.2%のアップ


固定金利選択の場合、それぞれの期間経過後は、

その終了時点での金利の変動金利に自動的に切り替わります。

再度の固定金利選択も可能です。

但し、その時点の金利であり、特約手数料が必要となります。

固定期間における、変動金利への乗り換えはできません。



Ⅲ 超長期固定金利


21年から35年が年3.0%で、先月に比べて0.02%のダウン

借入期間ずっと金利が固定されます。

当初設定後、他の金利タイプへの乗り換えはできません。

上記、ⅠもしくはⅡと、Ⅲのタイプをミックスしての借入は可能です。

(支払いと変動リスクを低減させるために。)

尚、各金融機関とも、ⅠとⅡについては上記金利から優遇(割引)の設定があります。

超長期固定金利型の商品については、

金融機関によって無い場合や期間について限定的(20年迄等)な事があります。




その2



独立行政法人住宅金融支援機構7月の「フラット35」融資金利


7月の金利

 返済期間が21年以上の場合の金利幅 2.980%~3.930 
 返済期間が20年以下の場合の金利幅 2.750%~3.700

   (注1)段階金利型の金利は除いています。
   (注2)【フラット35(保証型)】は含みません。


6月の金利

返済期間が21年以上の場合の金利幅 3.050%~4.000
 返済期間が20年以下の場合の金利幅 2.770%~3.720

5月の平均金利

 返済期間が21年以上の場合の金利幅 2.950%~3.550
 返済期間が20年以下の場合の金利幅 2.680%~3.300



☆前月との比較では、僅かですがダウンとなりました。




都市銀行 最安金利


りそな銀行       21年以上 年2.98% 融資手数料 融資額×.8

             20年以下 年2.5% 融資手数料 融資額×.8

       ※優遇条件を満たした場合。


最安金利


近畿産業信用組合 21年以上 年2.98% 融資手数料 融資額×.05

             20年以下 年2.75% 融資手数料 融資額×.05


その他


SBIモーゲージ    21年以上 年2.98% 融資手数料 融資額×.785

            20年以下 年2.75% 融資手数料 融資額×.785


参考


泉州銀行      21年以上 年2.98% 融資手数料 融資額×.6

            20年以下 年2.75% 融資手数料 融資額×.6

  ※但し、泉州銀行の住宅ローンを借入金額の50%以上使用する必要有。 



☆金利の動向としては、短期は小康状態、長期は波乱含。 



南大阪・泉州地域の不動産会社 泉都ハウジング株式会社
url
   http://www2.ocn.ne.jp/~sento-h/



お問い合わせは
岸和田市下池田町1-6-17(2F)
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2008年7月1日火曜日

JAきしわだ さん と ゆうちょ銀行 さん

JAきしわだ さん と ゆうちょ銀行 さんが、弊社事務所にこられました。

JAきしわだ さんは、住宅ローン専門のローンセンターを立ち上げられたそうです。
これまで、住宅ローンは支店の窓口において、顧客中心の取り扱いをされてきたのですが、
それ専門の部署を設置して、不動産業者ルートによる顧客拡大を目指されています。
それにともない審査のスピードアップやより柔軟な対応のため、
対応の改革・簡素化、新規保証会社の開拓等を経て、
制度の統一性と明確化を計られ、積極的にその広報をされているわけです。
JAきしわださんのアピールポイントは、10年固定特約金利の安さにあります。
7月の10年ものの標準金利が年3.9%、すでにこの段階で他の銀行より若干、安くて、
そこから1.7%の優遇で、年2.2%となります。
10年それ以後についても、1%の優遇が継続されます。
同じようなサービスで三菱東京UFJ銀行さんの場合は、
10年固定特約金利が、年4.25%で、1.65%の優遇があり、
出来上がりで年2.6%となります。
10年それ以後の優遇はやはり1%です。
とりあえずは取り扱える物件としましては、岸和田市内に限定され、他の銀行に比べれば不利ではあるのですが、そこをあえて専門の機関を設けて、積極展開に出られているのですから、気合が入っているというものです。
ガンバッテください。
よろしくお願いいたします。

ゆうちょ銀行さんは、民営化路線の一環として、住宅ローンに新規参入されました。
しかし全国規模のネットワークを官営時からそのまま受け継ぐゆうちょ銀行さんが、
普通に住宅ローンに参入したのでは、他の銀行さんとの間で軋轢が生じるためか、
スルガ銀行さんの代理業務というやり方での開始となりました。
スルガ銀行さんの特徴は、バリエイション豊かな商品により、一般銀行さんの規格化された対応では拾い上げきれない顧客をカバーしようとされているところです。
ですのでそういう意味では他の銀行さんと余り競合し合わないのかもしれません。
なにしろ顧客本位の住宅ローンということで、個人事業主の方、派遣社員や女性の方、勤続年数の短い若い方や50歳以上の方、こういったどちらかといえば特徴的な方々に焦点を定めた対応を目指されています。
例えば自営業の方ですと、会社員ならば所得総額がローン借入に際し、審査基準となるのですが、売上から必要経費を差し引いた純益がその審査対象となってしまいます。だから、その段階ですでにハンディがあるわけですが、そこを差引する必要経費を絞り込むことによって所得基準を引き上げてくれます。それだけ借り易くなるわけです。
というわけでこの辺りですと、堺店に取り扱い拠点があるらしく、岸和田市までワザワザ足を運ばれたようです。
どちらにしろ住宅ローンを借りる方からすれば、選択肢が増え、サービス向上が見込めるのですからありがたいことです。
末永くがんばって頂きたいものです。
よろしくお願いいたします。


南大阪・泉州地域の不動産会社 泉都ハウジング株式会社
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