2007年9月27日木曜日

ゆうちょ銀の住宅ローン_2

以前、お伝えした
ゆうちょ銀の住宅ローンについて、

新たな展開がありました。

まずは9月18日のNIKKEI NETより

有力地銀
10行、ゆうちょ銀の住宅ローン提携に応じず

10
月に発足するゆうちょ銀行が、
地方銀行に打診していた住宅ローン提携で、

スルガ銀行だけが交渉を継続することが
18日分かった。
横浜銀行など地銀
10行が打診に応じなかった。
地銀はゆうちょ銀への民業圧迫批判を展開するが、

個別対応では戦略が分かれ始めた。
提携を断ったのは、住宅ローン残高上位の

横浜、千葉、静岡、福岡、常陽、京都、北洋、広島、群馬、泉州の各地銀。

郵政民営化の準備会社、

日本郵政(西川善文社長)は
18日までの回答を求めていたが、
提携希望の意思表示はなかった。



ということで、スルガ銀行との交渉結果

27日サンケイより

ゆうちょ銀とスルガ銀が業務提携で合意

郵政民営化の準備会社である日本郵政は26日、
静岡県の地方銀行、スルガ銀行と、
民営化で発足するゆうちょ銀行との
住宅ローン分野での業務提携で合意したと発表した。
ゆうちょ銀が来夏にもスルガ銀の住宅ローン商品を代理販売する。
住宅ローン業務への参入はゆうちょ銀の新規業務の柱。
銀行界はゆうちょ銀の業容拡大路線に抵抗感を示してきたが、
ゆうちょの拠点網や顧客層は魅力が高く、
今回の提携が他行に影響を及ぼす可能性もある。
提携により、ゆうちょ銀は郵便局網を通じて、
スルガ銀の住宅ローン商品を代理販売することになる。
対象商品は独身女性をはじめとし、
民間金融機関が融資に慎重だった顧客層向けの商品。
貸し倒れリスクが高いため、
その分、金利を上乗せするとみられる。
ゆうちょ銀は住宅ローン分野参入当初は
他の金融機関の商品を代理販売してノウハウを取得、
将来的に自前の商品を販売する方針だ。
日本郵政は今月上旬、
横浜銀行や常陽銀行など地銀10行程度に提携を打診していたが、
スルガ銀以外は具体的な交渉を見送っていた。

ゆうちょ銀は住宅ローンに加えて、
クレジットカード業務、
変額年金保険なども扱う方針だが、
実際にこれらの業務を手掛けるためには民営化後、
政府の郵政民営化委員会の審査と金融庁の認可が必要となる。
(2007/09/26 22:48)



同じくNIKKEI NETより

ゆうちょ銀、スルガ銀と提携へ・住宅ローン取り次ぎ

10月の郵政民営化で発足するゆうちょ銀行は26日、
住宅ローンの仲介・販売で
地銀中堅のスルガ銀行と提携する方針を固めた。
来年にもスルガ銀の
住宅ローン商品の取り次ぎを始める。
200兆円弱の市場がある住宅ローン事業への進出は
民営化で推進する新規業務の柱になる。
政府出資が残る中での住宅
ローン事業には
民間金融機関が反発しており、議論を呼ぶ可能性がある。

今回取り扱うのは「勤続年数が短い」「独身女性」など
民間金融機関が融資に慎重だった層を融資対象とするローン商品。
利用者に身近な拠
点を生かし、
新たな顧客層を掘り起こす考え。
貸し倒れリスクも高まるが、
その分は金利に上乗せする。
一般の住宅ローン金利は現在35年固定で3―4%が主 流だが、
この商品では
6―7%の金利を設定する見通しだ。





いわゆるサブプライムローンを取り扱うという名目で、
住宅ローンの取り扱いを開始し、
それと同時並行して申し込みがあるだろう、
信用リスクの低い方への貸し出しも、
当然行い、
もちろん、それは銀行並みの金利で、
結果的には、
そちらの方が主になっていく、
といった感じ、
なのでしょうか。


スルガ銀行ホームページ


スルガ銀行の本件に関する発表


スルガ銀行の住宅ローン


スルガ銀行Wikipedia


スルガ銀行、NIKKEI株価サーチ

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